こんにちは˙ᴥ˙ちひろです。
物を整理するには、ものすごいエネルギーが必要だと思っています。体を動かしたり、頭を使わないと整理はできません。

整理とは「いる物といらない物とに分け、いらない物を捨てる」こと。

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ばーばにおしえてあげないと!

捨てる時は、買う時とは違った感覚を持ちますよね。物を買う時って、多少なりともワクワクします。ネットショッピングをしている時なんか特にそう。

でも、整理する時はどうでしょうか?買う時とは真逆とまではいきませんが、結構マイナスの感覚を持ちませんか?

ワクワクしながら物を処分するなんてこと、私にはありません。皆無です。

断捨離している時は決まって
「なんで、こんなもの買ったかなぁ??」
「こんなん誰が着る??」
「趣味わっる。。」などなど気持ち的には負の宝庫。宝ならいいのに。。
感謝はしますよね。今までありがとうって。




整理・断捨離で良くなる暮らし

私は過去において大々的な断捨離を数回行ってきました。中でも特に印象に残っているのは、初代猫がなくなった時のことです。

この猫さまは結婚したばかりの時、駐輪場の屋根から足元に降ってきた子でした。足元に落ちてきたからすぐに捕まえて、保護しました。

19年もの間、楽しい時も辛い時も一緒に過ごし、真菌性の皮膚炎にかかってしまい、お年寄りのため抵抗力が低く、なかなか治りません。

最後は動物病院で診察中に心臓発作を起こし、あっけなく虹の橋を渡りました。明らかに事故でしたが、いくら先生を責めてももう帰ってきません。正直そんな気力もなかった。。

私の手元に戻ってきた時には、キレイに体を拭いてもらって、真っ白いバスタオルに包まれて、まだ、暖かかった。さっきまで順番待ちのワンちゃんに興味津々で楽しそうにしていたのに…。

バスタオルにくるんだ子をキャリーに戻し、涙をこらえるのが必死で、動物病院を出た瞬間「お家に帰ろう♪」って自然に口から出てくる即興の歌を歌いながら歩いて帰りました。

何度か人に振り返られたけど、人目を気にする余裕さえなかったほど。喪失感からゲッソリ痩せてしまい、周りからひどく心配されました。

御年19歳。人間だと90歳は越えている年齢です。大往生だと励ましてくれる言葉もなかなか受け入れることができませんでした。




それでも「立ち直らないと!」と思い、取りかかったのが、猫さまがずーっと使っていたものの全ての処分でした。

物には心がありません。物に対して勝手に人が心を移すだけで、物自体には心がありません。だから、猫さまが使っていたものはすべて処分しました。思い出は心の中に。ついでに押し入れの中も整理。

自分でもビックリする程、辛いとか、悲しいとか、もったいないとか思うことは微塵もなく、ちゃっちゃと整理しました。

人は何かに集中することによって、辛いという感情を遠ざけ、精神を健康な状態へと戻そうとするようです。

一気に断捨離すると、家の中の空気が一変。そしてすがすがしい気持になりました。猫さまがきっかけとなってくれた断捨離でした。本当にありがとう!!

整理する時、断捨離する時、ものすごいエネルギーを使います。体を使うだけでなく、自分との対話をしないといけません。

この対話が必須なので、整理に集中することにより悲しいとうい気持ちから遠ざかり、終わった時には綺麗になったというすがすがしい、そして心地良い疲れがやってきます。

エネルギーを使うとお腹はすくし、眠くなります。人としての本来の機能が戻ってきたように感じました。

このことは心理学的にもパターンを変えるという行為です。悲しみを抱いている状況がパターン化していたので、整理、断捨離をすることでパターンを変化させたという例です。

少ないもので暮らすコツ

整理、断捨離を重ねるうちに、負の感覚を避けようとします。従って必要な物だけが残っていきます。

必要なものしか持たなくなると、捨てる時、感謝だけになることもだんだんとわかってきました。だんだんです。まだまだ。

すべて必要なものだけだと、断捨離も整理もしなくて良くなりますよね。「もう手放そう」と思う時が手放す時。

なんて、素敵なんだろう。もう近い気がする。
ほんまに近い気がする。

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